ロードバイクのフロントハブメンテナンス(SHIMANO 105 HB-5600) ― 2015年08月09日 17:19

まずは分解の為の調査。

玉押しとロックナットをはずすのに必要なのは
薄型(2mm)の13mm幅のスパナが必要。
近所の100均とホームセンターで材料を調達。

・今回使用する道具
①13mm幅薄型スパナ2つ(ダイソー:薄型スパナ:\108×2個)
②リチウムグリース(\198)
③パーツクリーナー(\198)
④ウェス(\498)
薄型スパナを玉押しとロックナットに噛ませて外す。
玉押し側を固定しつつ、ロックナットを反時計回りで緩める。

ロックナットが外れた所。

玉押しは手で回して外れます。

片方の玉押しが外れたらハブ軸を抜きます。
ボールが片側に11個ずつへばりついているのでそれも外します。

完全にバラす前に軸の余り部分の長さを測定(約4mm)
シールゴム等も外し、完全にばらした状態。

まずはウェスで大部分のグリスを拭き取り、パーツクリーナーで綺麗に。
(パーツクリーナーはゴムを侵すのでシールゴムは拭き取りのみ)
玉押しは摩耗や虫食いも無くまだまだ大丈夫そう。

本体の方もウェス、パーツクリーナーで掃除。
摩耗も無く綺麗な状態。


完全に掃除した後は組立へ。
指でグリースをハブへ塗りつける。(両側)

塗ったグリスにへばりつける様にボールを装着。(両側)

ハブ軸側の組立。
先ほど測定した長さ(4mm)になるように片側の玉押し、ロックナット、シールゴムを装着。

玉押し、軸の部分にグリスを塗布し、ハブへ挿入。


もう片方の玉押しにもグリスを塗布し、ロックナットと共に組み付ける。

締めすぎ(ゴリゴリ)でもなく、緩すぎ(ガタガタ)も無い範囲で締め付ける。
玉押しを手で回せる所まで取り付け、次にロックナットを締める。
最後にロックナットを固定しつつ玉押しを緩める(ロックナット側に近づける)ように固定して完了。
最良を求めるときりが無いのである程度で妥協する。

自転車に組み付けて問題無いことを確認して完了。
ロードバイクのリアハブメンテナンス(SHIMANO 105 FH-5600) ― 2015年08月09日 21:37

分解にはロックナットに14mm幅、玉押しに15mm幅の薄型スパナが必要。
前回のフロントハブの整備の為に14mmのスパナはあったので、
15mmのスパナをダイソーの自転車コーナーから調達(自転車用多目的スパナ)。

・今回使用する道具
①14mm薄型スパナ(ダイソー:薄型スパナ)
②15mm薄型スパナ(ダイソー:自転車用多目的スパナ:\108)
③リチウムグリース
④パーツクリーナー
⑤ウェス
⑥10mmアーレンキー(フリーホイールまで外す場合)
まずはスプロケットを外す。

フリーホイールとは反対側のロックナット・玉押しを外す。
玉押しを15mm薄型スパナで固定しつつ、
ロックナットを14mm薄型スパナで緩める。

ロックナットが外れた所。

ロックナットと玉押しの間のスペーサーを外す。

玉押しは手で回して外れます。
グリスが茶色くなってて劣化していた。

片方の玉押しが外れたらハブ軸を抜きます。
ボールが片側に9個ずつへばりついているのでそれも外します。
フリーホイールを10mmアーレンキーで外します。(正ネジ)

分解後の全パーツ。
後の組立の参考として軸の余りを測定する→5mm

※最初のロックナットを外す際に15mmスパナの口を滑めてしまったので、
フリー側の部品はつけたままです。
シールゴム等も外し、完全にばらした状態。
まずはウェスで大部分のグリスを拭き取り、パーツクリーナーで綺麗に。
(パーツクリーナーはゴムを侵すのでシールゴムは拭き取りのみ)
(フリーホイールはメンテナンスフリーで分解不可なので拭取りのみ)
玉押しに若干の摩耗はあったがまだまだ大丈夫そう。

掃除後はグリスアップと組立。
フリーホイール側はグリスを塗りつけてからアーレンキーで組み付け。



指でグリースをハブに塗りつける。(両側)

※ここからグリスで手がベタベタの為、写真撮影無し
工程自体はフロントと同じなので前回参照。
塗ったグリスにへばりつける様にボールを装着。(両側)
↓
ハブ軸側の玉押し・軸部分にグリスを塗りつけホイールに挿入。
↓
外した方の玉押しにグリスを塗布し取り付ける。
↓
ロックナットを取り付け、締めすぎ(ゴリゴリ)でもなく、緩すぎ(ガタガタ)も無い範囲で締め付けて完了。
ロードバイクのボトムブラケットメンテナンス(スクエアテーパー(四角軸)) ― 2015年08月10日 18:16
数年前に購入したロードバイク(gios:AL LITE)のボトムブラケットのメンテナンスをしました。
・今回使用した道具
①8mmアーレンキー
②コッタレス抜き(shimano コッタレスクランク専用工具 TL-FC10)
③モンキーレンチ
④BB抜き(ASTRO PRODUCTSで購入)
⑤パーツクリーナー
⑥リチウムグリース
⑦ウェス
※あれば便利
⑧鉄パイプ
まずはクランクを外していきます。
8mmアーレンキーで両側のフィキシングボルトを外します。


コッタレス抜きをはめ込み、17mmレンチ(モンキーレンチでも可)を
締め込んでいきます。

レンチを締め込み、クランクが抜けかかっている所。

クランクが抜けました。

抜けたクランク・スプロケット。
普段は手を入れにくい裏側も掃除しておきます。

同様に反対側も外します。

反対側も外れました。

今度はボトムブラケットの取り外しです。左側から外していきます。
BB抜きを差し込み、モンキーレンチで反時計回りにまわして外します。(正ネジ)


かなり固かったので鉄パイプをかまして外しました。

左ワンがとれた所。

次は右側です。
BB抜きを差し込み、モンキーレンチで時計回りにまわして外します。(逆ネジ)

右ワンも外れ、完全にボトムブラケットを取り外しました。
中はちょっと汚いですが、大きな腐食等は無く問題無さそう。

取り外したBB。グリスでベタベタだったので拭き取ると
PRM BB-7420と刻印されており、ゴムパッキンの所にはFSAと印字。
※他の刻印内容
BC1.37×24T(JISネジ規格名:
BC:自転車規格,1.37:ネジ径,24T:1インチの中にネジ山が24個)
68 (シェル幅:68mm)
B103 (軸長:103mm)

このBBはカートリッジ式の為、これ以上の分解・メンテはできません。
外観の掃除とガタがないか等のチェックだけ行いました。問題無さそうです。
フレームのBB取り付け部はパーツクリーナーで掃除します。

綺麗になりました。

腐食防止・ねじ山の固着防止・防水の為、内部にグリスを塗っていきます。

塗り終わった所。

BBを取り付けていきます。右側から取り付けます。
BB(右ワン)のネジ山に固着防止及び防水の為、グリスを塗ります。

BB抜きを差し込み、モンキーレンチで反時計回りに取り付けます。(逆ネジ)


BB(左ワン)のネジ山と右ワン接触部にグリスを塗ります。

BB抜きを差し込み、モンキーレンチで時計回りに取り付けます。(正ネジ)

次はクランクを取り付けていきます。
テーパー部に固着防止の為のグリスを塗ります。

クランクを軽く差し込みます。

フィキシングボルトにも固着防止のグリスを塗っておきます。

フィキシングボルトを締めていくと同時にクランクが奥まで押し込まれていきます。

右側も同様。



クランク取り付け後、変速の確認等を行い完了です。
ロードバイクのペダルメンテナンス(SHIMANO SPD-SLペダル PD-R540) ― 2015年08月13日 20:37

①ペダルレンチ(15mm幅薄型レンチ)
②ウォーターポンププライヤー(35mm幅のレンチの代用)
③ロックブッシュ外し(TL-PD40)
④10mmレンチ
⑤7mmレンチ
⑥リチウムグリース
⑦ウェス
⑧パーツクリーナー
まずはペダルをペダルレンチにて取り外します。
左側のペダルは逆ネジです。(時計回りで外す)
右側のペダルは正ネジです。(反時計回りで外す)

取り外された両ペダル。

ロックブッシュ外し(TL-PD40)をはめ込みます。

緩める方向はロックブッシュ外しに記されています。
左側のペダル(L)は時計回りで緩み(LOOSE)ます。
右側のペダル(R)は反時計回りで緩み(LOOSE)ます。

ウォーターポンププライヤーでロックブッシュ外しをしっかり掴み緩めていきます。

軸ユニットが外れました。

ロックナットを7mmレンチで取り外します。
玉押しを10mmレンチで取り外します。

ロックナットと玉押しが外れたら順番に部品を抜いて分解していきます。


軸ユニットを完全に分解した所です。
ベアリングの玉(12個×2)が小さいので無くさないように。

古いグリスをウェスやパーツクリーナーで清掃します。
清掃後、各パーツにグリスを塗りながら組み立てていきます。
組み立てる順番は分解する時の逆順で問題無いかと思います。

10mmレンチにて玉押しをゴリゴリが無い所で調整して締めます。


7mmレンチにてロックナットを締めます。
ロックナットを締め終わったら玉押しを緩め(=ロックナット側に締める)、
ダブルナットの要領で固定する。
その後に回転の確認をして、ゴリゴリやガタガタしないかを確認する。

次にグリスを約1.5g量り取ります。(大体小指の先ぐらいの大きさ)

量り取ったグリスをペダルの中に押し込んで充填します。
私は割り箸で押し込んで入れました。

ロックブッシュを締め、軸ユニットを挿入します。

締め込みが終わり、再度回転を確認します。
問題がなければこれで完了です。

同じ要領でもう片方のペダルもメンテします。

最後にクランクへの取り付けです。
ねじ山に固着防止のグリスを塗っておきます。

クランクへ取り付けし完了です。

ロードバイクのヘッドパーツメンテナンス(アヘッドステム) ― 2015年08月15日 16:06
数年前に購入したロードバイク(gios:AL LITE)のヘッドパーツのメンテナンスをしました。
・今回使用した道具

①5mmアーレンキー
②グリース(Duraグリス)
③パーツクリーナー
④ウェス
まずは分解前の状態を把握。



ハンドルがブラブラするとブレーキワイヤーに負荷が掛かるので
5mmアーレンキーで緩めておきます。


アンカーボルトを緩め、トップキャップを外します。


クランプボルトを緩めます。


以上でハンドルが外れます。

スペーサーを外します。

続けて上ワンカバー、上玉押し(ワッシャー有)、リテーナー(ベアリング)、ダストシールを外します。

全部品が外れた所。

フロントフォークを引き抜きます。
下玉押し、リテーナー(ベアリング)、ダストシールを外します。


※フロントフォーク詳細
コラム長:290mm
ホイールサイズ:700c
オーバーサイズ
(クラウンレース外径:30.0mm)
(ヘッドチューブ内径:34.0mm)
※交換する場合、フロントフォークは1-1/8インチ・オーバーサイズ
(コラム径28.6mm)、クラウンレース外径30.0mmが適合する
上ワン部。グリスが茶色に変色しています。

ウェスで拭取り掃除。

下ワンも拭取り掃除します。

下玉押し回り。ウェスやバーツクリーナーで掃除します。

綺麗になりました。劣化したグリスだけでなく、金属クズも入っていました。

組み付け前にフォークの方も掃除しておきます。

下ワン部にグリスを塗布。

上ワン部にもグリスを塗布。

下玉押し周りをグリスアップ。

下玉押し周りをフォークに取り付けます。
リテーナーは玉が露出している方を上向きに取り付けます。

フレームにフォークを挿入します。

上玉押し周りをグリスアップした後、取り付けます。
リテーナーは玉が露出している方を下向きに取り付けます。
(一度リテーナーを逆に取り付けてしまい再度やり直しています。)

防水の為にグリスを塗ります。
(写真のコラム部にサビが発生しているように水が侵入し易い部分ですので)

上ワンカバー、スペーサーを取り付け、ステム(ハンドル)を軽く固定します。

トップキャップを取り付け、アンカーボルトを締めます。
締めすぎるとハンドルが渋くなるのでほどほどにします。
最後にハンドルとタイヤの向きを合わせながらステムを本固定します。
以上で完了です。
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